約1ヶ月のトリビシでの滞在に見切りをつけて黒海のラスベガス?と呼ばれているらしいバトゥミに移動することになりました
実はトルコからトリビシに移動する際にバスで立ち寄ってはいたんですが街に降り立つことはなくそのままスルーしてしまった場所です
最近仲良しの韓国人キムちゃんに誘われて行ってみるかということになった次第です
もう予定なんてあってもないようなもんなので行き当たりばったり、何となく面白そうなことに足を突っ込んでみる精神でいってみようと思います
ただキムちゃんは旅慣れてていて英語もロシア語も日本語もいける感じなんでお任せになってしまう傾向があり、その辺りが一人旅の趣旨から外れてしまいそうで怖さはあるんですが…
その辺りもまぁ自分次第ではあるので楽しんでいくことにします
バトゥミへの交通手段としてはバスと電車の二択が一般的です
電車に揺られてというのもいいなと思ったんで電車の予約を探していたんですが、どうも現在できない状態なのかうまく見つけることができず…
本数もバスよりは少ないってことだったんで乗り遅れなんかを考えると見つけれたとしても面倒な感じがして、駅での問い合わせはやめてバスを選択
バスはメトロ駅のディドゥべという駅の周りにあるバスステーションから出ています
ここはカズべギに行く際も利用した場所です
ここの生活ですっかり夜型になってしまって昼過ぎまで寝てることもザラだったので早起きのプレッシャーを感じます
といっても9時半に起床笑
バスは聞いたところ1時間に一本の割合で出ているとのことなので時間も特には気にしてないんですが、あまり遅くに着くのは避けたかったので昼前くらいには出発のつもりで準備します
ところが起きてからアクシデント
泊まっているホステルが断水💦
聞いてなかったんですがこの日は水道工事のため6時間くらい断水するとのことで…
キムちゃんはとりあえず髪は洗いたいとのことで近くのインド料理店に髪を洗いに出かけ
というのも泊まっているホステルの管理人はバングラデシュ人でインドやネパールの人などが多く滞在しているんですよね
彼らの知り合いのインド料理店だったら貸してくれるよってことになったんです
彼らは出稼ぎをしにトリビシにきているので基本的には主要メンバーは変わらすシェアハウスのノリで仲良くやってたって感じです
中には「俺の仕事めちゃいいから紹介してやるよ!」なんて言ってくれるインド人もいたのでこんなに長く滞在するなら経験しておくのもアリだったなと後から少し後悔
ジョージアは仕事をするのにビザも必要なく気軽にできる点がいいですよね(その点グレーゾーンかもしれません💦自己責任で)
といっても物価も安い分、給料も安いということはお忘れなく
ノマドとして海外の仕事をしながらここに滞在するスタイルというのが良いという理由の一つですよね
話は逸れましたが、しばらくしてキムちゃんが戻ってきても何だかのんびりムードは消えず
僕も二日前に部屋にやってきたアゼルバイジャン人とおしゃべりしている間にもう昼だ‼️
急いで出発
行きがけには管理人がホステルで販売しているジュースを餞別にくれました
ありがとうアーマン
でもお昼なので腹ごしらえするかってことで近所のパン屋に寄ってチキンハジャブリを購入
このお店は以前ブログで紹介したことあったんですが実はチェーン店ということが判明笑
トリビシ市内では結構見かけます
ちなみにチキンのハジャブリはホステル仲間の間でも一番好評なんですが何故かこのお店にしか置いてないんですよね
店頭売りのお店なので公園に行ってお昼ご飯
ようやくメトロに乗ってディドゥべを目指します
今回からベースとミニアンプが加わったのでそれによりリュックを一つ追加
かなりの大荷物になり大変です💦
一方のキムちゃんはギターバックのみ‼️
これには驚きです
長年旅をしている間に荷物をどんどん減らしていきこのスタイルに辿り着いたらしいです
ミニマリスト過ぎともいえる彼のスタイルは服は基本一着、洗ったらすぐに濡れたまま着る(寒い地域での話はまだ聞いたことがないです)
ギターアンプも昔は手提げで持たないと持ち運べないものを使っていたが今はギターバックに入るサイズ(その分パワーが足りないため地下や音が響く場所を探してやっているそう)
そのくせヘアアイロンなんかは持ち歩いていて取捨選択のポイントが面白いです笑
そのスタイルを見ていたら自分ももっと減らせるのかなと考えているところなんですが、逆に旅を続けるにあたって欲しいものが次々と出てきて困っています
今欲しいものはサンダルとステンレスカップ
実は今履いているのはサンダルの部類なんですが濡れるとなかなか乾かないのです
結構雨にやられてビシャビシャになったり舗装されてない道路を歩いて汚れたりした時に洗うのですが中々乾かないので濡れたまま履くのがきついなぁって思うことがあってですね(もうこの時点でダメですよね笑)
ステンレスカップについてはホステルによってはカップがない場所なんかもあったりして困ったケースと、軽い自分専用のがあったらいいなっていう単なる願望なんですが…
またまた話は逸れましたが、そしてディドゥべに到着
ここから色々な地方に向けてのバスが発着しています
おじさん達は外で呼び込みしているので行き先を告げると乗り場を説明してくれるので安心です
僕は遭ったことないんですがボッタクリも発生しているようなので事前に相場を知っていると安心です
バトゥミまでの相場は35ラリです
ネットで調べてもそう出てきます
しかしバス停のおっちゃんに聞くと25ラリから40ラリ(約1380円〜約2200円)とかなり幅があるのが実情のようです
最初に聞いたところでは40ラリ言われ「それ高くない?」と言うと「もっと大きなバスなら25ラリで行くのもあるよ」と教えてくれました
言われた方向に行ってみるとさっきよりも少し大きなマイクロバスを見つけ値段を尋ねてみると35ラリ
25ラリじゃないじゃんとは思ったんですがまぁ相場なのでそのまま乗ることに
僕たちが着いた時はまだ殆ど人は乗っておらず多分満席にならないと出発しないスタイルだろうから時間かかるかもねってのんびり待つことに
それでも30分くらい待ったところで突然扉開けっぱなしのまま出発笑
まだ空席はあったんですが14時を過ぎたところだったんで時間で出発したようです
後は道路をぶっ飛ばして行くだけです
カズべギの時と違って道路はバイパス道路のような道が多く比較的ましとはいえますが、ドライバーの運転がとにかく荒い💦
急発進、急ハンドル、急停止のオンパレード…
朝から頭痛がしていたのもあって流石の僕もちょっと具合が悪くなるほどでした
黒海側に出てきた時は日が傾いてきていて綺麗
途中に何度か休憩を挟んで渋滞に巻き込まれながらも何とか到着
合計約6時間かかりました
時間は8時を少しまわったところまだ明るいのが救いです
バスステーションからホステルまでは約1キロで重い荷物を背負っていても何とかいけそうだったので歩いて向かいます
着きました
「Retoro Hostel」
ここはトリビシのホステル管理人アーマンも行ったことがあって彼の感想「あそこは難民キャンプのようだね」
というか僕たちがトリビシで泊まっていたホステルも皆んなの間では同じように言い合ってましたけど笑
僕の感想はまぁとにかく狭い特に共用エリアが狭い
ここの価格は14リラ(約770円)だったのでバトゥミの中では格安だったんですがキムちゃんが交渉してさらに値切ることに成功
自分はこういった交渉事が苦手なので助かりますが💦
彼曰く「僕たち長期旅行者は削るところは少しでも削っておく方がよい」ということらしいです
日本にいた時は考えなかったのですが割と海外では言ったもの勝ちってところがあるんですよね
過剰な値切りでなければ言ってみて損はないはず
その日は何かケバブ食べたいよねって話していたことからトルコレストランを探してケバブを食べ
その後はビールを買ってビーチに向かいます
バトゥミというと観覧車な綺麗にライトアップされた建物とカジノなんかがネットでは出てくると思うのですが一部の場所を除いてはオールドタウンといった街並みも多くみられます
カズべギに一緒に行ったフジヒラくんの感想ではハリボテ感のある新興都市って感じって言ってましたが僕もそれは否定できないと思いました
とはいえあまり大き過ぎてもとも思いますので綺麗で丁度よい感はありますね
そしてフジヒラくん情報ではカジノに潜入してタダ飯が食べれる場所があるらしいとも聞いていたのですが詳細は聞いておらず、40歳過ぎて流石にそれはないだろうって気持ちもあるんで行きませんけど笑
それも同じ日本人に教えてもらったらしいです
以前にオーストラリアに行った際もウルル(エアーズロック)に登って捕まった日本人Youtuberが話題になっていました
多くの場合は日本人の国民性は海外の人からとても良い印象を持たれているのですが一部の人たちがやらかすことで悪くならないのか心配なところでもあります
僕の場合は先人達の築いてきたその信頼に海外に出てから随分と助けられていますので、自分ではある程度節度を持っていたいものだなと考えているところです
そしてカジノなどを横目に見ながらビーチに到着
といっても夜なのもあって真っ暗ですが
ビーチでジャンベとスティールパン?的な楽器を奏でている二人組の横に座り二人でビールをあおります
ここビーチはいわゆる砂のビーチではなく石なんですよね
石といっても多い目で波で研磨されているので素足でも痛くないのかなって感じの石です
ビーチに寝っ転がっても砂だらけになることもなく良い感じ
寝っ転がって空を見上げると「あーーーー」って声が出るほどの開放感笑
残念ながら近くの煌びやかな建物のお陰で星は眺めることは難しいですがそれでも十分すぎる夜空です
と、この段階までは良かったのですが…
突然の大雨
トリビシでも豪雨で大変なことになったんですがまさに再来を感じさせる勢いで走って屋根のある小店の前に避難
通り雨ならよいのですが少し小雨になったと思ったらまた豪雨になるといった具合で止みそうにありません
小店から小店へ転々
途中でジョージア人の男性二人組に声をかけられ、ジョージア版のウォッカ「チャチャ」を勧められ一杯やりました
これキツいけどスッキリしていて飲みやすいですね
セブ島にいた時はよく知らない人にお酒勧められて飲むなんて日常茶飯事だったんですが、こっちの方はそういったことなかったんで初です
どうも相当酔っ払っていたらしくそのせいですね、たぶん…
その後も雨が降ったり止んだりしながら強くなれば軒先で休むスタイルでホステルまで帰着
なんかこういうの多いよねと言い合ったバトゥミ最初の夜でした