イスラマバードでの日々。インドビザ取り方。おすすめアプリ

イスラマバードへ。パキスタンおすすめ配車アプリ

さてバスに乗ってペシャワールからイスラマバードにやってきました。

パキスタンで使える配車アプリは旅仲間から聞いていたのでこれを使うことにしました。

料金は安いので公共交通機関を調べて乗ったりする手間を考えたら、ほぼこれ一択だろうといった感じです。

このアプリは料金をドライバーと交渉して決めることができるのが特徴です。

行き先を入れると妥当な開始価格が表示されて、ドライバーはそれに応じるか、もっと高値で交渉してくるかという感じで決まります。

ドライバーが多ければ交渉している間に他のドライバーに取られてしまうので、そうなると安くても応じてくれる人がでてきますよね。

これを使ってバスターミナルから予約している宿に向かったところでトラブル発生。安い宿をbooking.comで探して予約していたのですが、着いてみると外国人は宿泊できないと宿泊拒否されてしまいました。

どこならできるんだ?と聞いてから近くの宿をあたってみるものの、どこも泊まらせてくれません。

どうやら外国人を泊まらせるには政府からの許可が必要らしく、安い宿ではそれを持っていない場合が多いようです。

 

もちろんパキスタン入国前にはそれは聞いていたので、予約サイトのレビューに外国籍の人のコメントがあるかチェックして予約したはずなのですが、なぜか当てにならない。

仕方なく少し料金設定を上げて、なおかつ外国人レビューがあるかも見ながら一つ絞って行ってみることにしました。

泊まろうと思っていたエリアとは違うのですが、仕方ないです。

当初はRawalpindi(ラワルピンディ)というエリアを旅仲間におすすめされていたのでその辺りにしようと思っていたのですが、予定を変更して再度タクシーを使いやってきました。

 

イスラマバードおすすめの宿

近くにお店も多くて割と便利な場所だと思います。

料金は一泊2500パキスタンルピー(約1350円)ほどでした。

個室ということを考えるとペシャワールに比べて格段に安いんですが。やはり大都市の方が価格の選択肢は上下に大きいですね。

食堂、レストランもこの辺りは多いです。

食べ物はアフガニスタンから少しインド感が入ってきたなって感じのものが多いですね。

相変わらずイスラム圏なのでお酒は売っていません。イランからまた吸い始めてしまったタバコをふかしながら何となく手持ち無沙汰を解消しています💦

イスラマバードで長期滞在するつもりはなかったのですが、思わぬ番狂せから2週間くらいの滞在を余儀なくされるといった事態になるとは、この時は思いもしませんでした。

 

インドビザ問題。イスラマバードでビザを申請する方法

というのも、この後にインドに入国するつもりで旅を進めていたのですが、インドに入国するためにはビザが必要で、それをインド大使館で発行してもらう必要があるんです。

しかしインドとパキスタンは諸問題から仲が悪いのが有名で。。

パキスタンでインド入国のビザを取るのが中々手間がかかるということを知らなかったんですね。

大抵の場合、日本人はインドに空港から入国する際は、アライバルビザが取れるんですよね。

私の調べた限りでは現在(2025年現在)主要な6つの空港では60日間のアライバルビザを取ることができて、一回の再入国が可能ということでした。

アフガニスタンで出会った旅人も言っていたのですが、一度インドにアライバルビザで入国してからパキスタン、アフガニスタンなどに行って戻ってくるというのが良いということでした。

空港から入国も考えてパキスタン、インドの航空券も調べてみたのですが、距離は近いがなぜか高い。

これも確執が影響しているということでしょうか。

インドを諦めるという手も考えてみたのですが、やはり今回の旅でインドに行くというのは一つ大きなイベントと考えていたので、それも諦めきれず。。

仕方なくインド大使館に行ってみることにしました。

インド大使館といってもイスラマバードにある各国の大使館は一つのエリアに集中していて、大使館に行くためには専用のゲートから入り、専用巡回バスに乗って希望の大使館の前で降りるという方法しかないようです。

しかもゲートのある場所まではタクシーやバイタクで乗り入れることも禁止されているので手前で降りて歩いていきます。場所はこちら。

ゲートを通過するためにはパスポートの写しを提出することや、提出する書類以外は荷物やスマホも預けないといけないとか、かなり面倒な規則が多いです。

それにバスの運賃が高い。

パキスタンのタクシー運賃と比較するとですが。

往復で1500パキスタンルピー(約810円)のろり敷地内は走るだけなんですが、それを使わないと入れないと聞くと使うしかないですよね。

しかも、大使館は10時から13時まで(たぶん。。)と3時間しか開いていないしもちろん土日は休みです。

ようやくインド大使館に着きました。

守衛の人のチェックを受けて中に入ります。

中にはパキスタン人家族?は数人で待っていました。

待っているように伝えられて20分くらい待ったでしょうか。ようやく窓口のガラス越しに人がやってきました。

パキスタン人家族はビザのようなものを受け取って帰り、私の番になりました。

ビザが欲しいと伝えてパスポートを出すと、「ここでは受付していないから、ここに行って申請して!」と一枚の紙きれを渡されました。何やねん。ここで出来んのかい。

となりましたが仕方ない。

教えられた住所は申請の代行をしている会社で、ここを通してしか受け付けていないようです。

とりあえずそのまま行ってみることにしました。

場所はこちら。

「VISATRONIX」と書いてある方の入り口です。

ここでもスマホや他の荷物は預けないといけません。セキュリティやたら厳しいパキスタン。

着いてからインドビザの申請をしたいと伝えると。必要書類が色々とあるので、まずはそれを揃えてきてくれと言われてしまいました。

①事前にオンラインで入力したフォームを印刷
https://indianvisaonline.gov.in/visa/index.html
②5cm×5cmの写真1枚(条件が厳しいので写真屋で撮影した方がよい)
③ホテルの予約証明書
④旅程表
⑤旅券(インド入国時に有効期限が6カ月以上のもの)

写真屋なんて何処にあるのかもわからないし、印刷なんてどうやってするの?ってところから始まり。

少しずつやっていくしかないって感じで始めました。まず申請書を入力します。これが意外に面倒です。

結論コピーはどこでも出来ます。

街にはコピー屋さんが結構あり、何処もwifi完備でWhat’s upのアカウントに送ってコピー機でコピーしてくれるというものです。

写真に関しては写真屋さんを調べていきました。場所がわからず人に聞きまくってようやく辿り着いたのですが、場所のメモ忘れでもう一度辿り着くのは困難でしょう💦

ホテルの予約証明書ですが、これはキャンセル無料のホテルを探して予約完了画面をプリントアウトするだけでOKです。

旅程表。これが一番面倒だと思いますがchatGPTで全て解決です。期間と行きたい都市などを適当に書いて日程表を作ってもらえば簡単にできました。

それとパスポートのコピーも一緒に用意すれば完了です。もちろん英語で準備する必要があるのでお忘れなく。

とはいえ、申請書の不備などで出直して3日ほどかかってしまいました。

順調にいけば3営業日くらいでできると言っていたのですが。他で1ヶ月かかったという話を聞いたりと不安しかありません。

そして待っている間に少し観光でもしようかと行ってきました。

マーガラヒルズナショナルパークに

イスラマバードで有名な観光地といえば、「ファイサルモスク」が一番に出てくるかと思うのですが、私はこの山の上から見た小さなファイサルモスクしか見ていません。

イランからずっとモスクばかり見てきたので、ちょっとお腹いっぱいというのもありまして。

ホテル近くのいつものお店でチャイタイム。ストリートチルドレンの子供たちと、育ちの良さそうなアニキと一緒に。

この公園はホテルから中々の距離があるのでバイタクで行こうとアプリで呼んだんですが、開始価格が距離の割には安いなぁと思っていたら、バイタクの運ちゃんが到着した後に価格が安いと交渉し出してきて。。

どうやら彼は始めたばかりらしいのですが、私もいまさら言われても知らんわと言ったら仕方なく応じてくれました。

少し郊外に出てから山道をずっと上っていく必要があり、歩きで行くにはかなりキツいと思います。

公園の入り口に着きました。一応観光地という感じでちょっとだけお店もあります。しかし本当景色を眺めるくらいの場所です。

 

夜に来たら夜景とか綺麗なのかもとは思いました。

猿たちを鑑賞したりしながら、一通りウロウロして帰りはどうしようかと思ったら、なんか電波が届かない。。

近くにいる野良のバイタクはとにかくぼったくりとか面倒なので、あまり使いたくなくて山道を歩きで下ることにしました。

下まで下りれば電波も復活してバイタクも捕まるだろうと期待して。

しかし何せ距離がある。山登りの気合いは入れてきていないので地味に面倒だなぁと思いながら歩いていると、一台のバイタクがやってきて話しかけてきました。

怪しいとかさておき、とりあえず値段交渉してみるかと。

地図を開きながら場所を説明してみると妥当な値段で応じてくれたので、そのまま乗ってホテルまで帰ることに。

こうして無事にホテルまで帰ってきました。信号待ちでタバコくれたりと良いドライバーだったです。こうした何気ないコミュニケーションにも旅の醍醐味を感じる私です。

そしてホームに帰ってきて晩御飯。

だいたいのパターンなんですが、気に入ったお店とかあるとそのエリアに滞在中に何度も通ってしまうので、すぐ顔見知りみたいになるんですよね。

パキスタン人は結構フレンドリーな人も多いのですぐ仲良くなれます。とういことで、そんなこんなで週末は過ぎていきました。

インド大使館に

そして数日が過ぎました。

土日も挟んで順調にいけば代行会社の方に発行されたビザが返ってきているくらいのタイミングになったので、行ってみることにしました。

しかし、案の定返ってはきていないとのこと。

代行会社にもいつ戻ってくるのかはわからないと言われ、もし心配なら催促しに行ってみるのが良いかもしれないとのこと。

このままいつになるのかわからないのを待ち続けるのは不安だし、イスラマバードから早く移動したい気持ちもあったのでまたインド大使館に行くことを決意。

そして次の日、朝から準備して向かいます。バイタクに乗って大使館シャトルバスの出ている入り口に行き、荷物やスマホを預け、チェックを受けてからバスに乗りやってきました。

前回の申請の時にパスポートも一緒に預けていたので、バスに乗るための身分証の写しを提出するのに一苦労。

一瞬凍りつきましたがスマホに写真を保存していたお陰で救われました。

預けたスマホを取りに行ってフォルダに入っているパスポートの写真をコピー屋のWhatsAppアカウントに送りという作業。

ホテルの近くでやってくればよかったんですが。という訳でパスポートの写真などはいつでも出せるフォルダに入れておいた方がよいというお話でした。

別日にいったルワルピンディ付近の鉄道駅です。このちょっと都会的な感じですね。

ようやくインド大使館に着いてお馴染みの守衛に催促にきた旨を伝えると窓口前で待っていろとのこと。

中にはドイツ人の女性が一人で待っていました。

話しかけてみるとインドにいる家族が病気で大変なことになっているとのことで緊急にビザを発給してもらうために来ているとのことでした。

しばらくして大使館員がやってくると彼女は別棟でビザを発給してもらえるとのことでした。

そして私はというと・・。

一言、「まだ出来ていない。待ってろ。」と言い残し、そそくさと出ていってしまいました。

「え?なになに?」となり、待ってろの意味が今なのか、後日なのか?もわからずに、守衛に聞いてみるも。

「すぐには出来ないよ」との返答。

「いや、いつになんねん?」となり、窓口の向こうから、ちらりと見えた大使館員に向かって「いつになったらできるのか教えて!」と大声で言いながら騒いでいると。。

しばらくして、仕方ないといった表情で出てきて「1ヶ月でいいのか?」ときてきました。

「え?今発給してくれるの?もちろん1ヶ月でいいよ!」と答えると20分くらいしてから、出来上がったビザを持ってきてくれました。

これが声の大きなものが勝つという典型的な例💦カスタマーハラスメントという言葉が最近騒がれていますが、そんなの知ったこっちゃないです。

どうやら窓口に立つ大使館員にはあまり権限がなく、緊急の場合を除き、ボスが判子を押してくれるかどうかで決まるので、間に挟まれた辛い立場だということ。

今回は例外的に発給してやるということだったのでしょう。ほんますんません。。そしてありがとう‼️

という訳で無事にビザが取れたということで、インドとの国境に近い町ラホールに向かいます。

さいごに

今回はイスラマバード滞在での日々を書いてみました。

他には冒頭に書いたルワルピンディに出かけてみたり、ここではちょっと高級なラム肉を食べにいったりと、ちょこちょこ出歩いてはいたんですが、最大の思い出はビザ取得のための奮闘でしたので、それを中心に書いてみました。

ここら辺は政治的な問題もあり難しく状況も変わりやすいので、この情報はあてにせずに最新情報を調べながらいくことをおすすめします。

 

ではでは‼️