オデッサに向かう車内にて
さてさて前回の続きです。
列車に乗り込み一路オデッサに向かいます。
車内でフラデルフィアロールを食べて(美味しかった‼️)Kindleで本なんか読みながら寝るだけだけど。
そして夜が明けました。
車窓からの眺めは相変わらす果てしない荒野が続いております。
途中停車駅に近づくと家々が現れますがそれ以外は平野と遠くに山、葉の落ちた木々が並んでいるといった景色です。
この列車のシステムがよくわかってないのですがどうやら車内販売のようなものがあるらしいです。
でも販売員が商品を持って回るというシステムではなくオーダーをしにいかなければならないようでメニューはよくわかりません笑
コーヒーを頼んでいる人は見かけたのでオーダーしてみることにします。
とりあえず乗務員が待機している場所にいき「コーヒー、コーヒー」と言ってみると「席で待ってろ」的な返答ぽかったので戻って待ちます。
その後20分ほど経過。
流石にコーヒー持ってくるだけでそんな時間かからんだろと思ってまた乗務員室に行ってみます。
そうすると同じようにオーダーしようとしていた人がいました。
何となくダメ元で「英語話せますか?」と尋ねると「話せるよ。
何か困ったことでもあるの?」と返答が。
これはしめたと思い、オーダーしたんだけどもう20分コーヒーが来ないというと告げてみると、乗務員に話をしてくれました。
そしてすぐにコーヒーは到着。
その後も彼女は見かけるたびに声をかけてくれます。やはりウクライナ人やさしい。
到着後も充電のできるカフェを教えてくれたりと本当にお世話になりました。
この場をかりてありがとうです。
オデッサに到着
充電が全くない状態だったのでとりあえずカフェで十分なくらいは充電を済ませてからホステル探しに向かいます。
オデッサの町はまた違った雰囲気が漂っています。
もっとキエフ、カーキフに比べてもっとヨーロッパっぽいという感じですかね。海に面していることもあって開放感もあります。
ホステル方面に向かうトラムも探すのも道行く人に手伝ってもらい、何とかホステルに到着。
めっちゃ新しくてびっくり。
しかもガラガラ。この国の情勢とオフシーズンというのも重なっているようです。
今までの町は旅行者というよりはウクライナ人がその場所を家として使っているという感じでしたが、ここにはオフシーズンに仕事が少ないのかもしれませんね。
なにはともあれ、ガラガラの綺麗なホステルを占領できるというのはラッキーです。ドミトリールームが貸切です笑
ホステルはこちら。 「Hostel GARDEN St」
外階段を降りて半地下の入り口から入る感じです。わかりにくかったのでここでも近所に住んでいるおばちゃんに聞きました笑
荷物を置いてから町の散策に出かけます。
日没の時間が早いこともあり16時にはもう夕方という雰囲気が漂っていますが海が見たかったので向かうことにします。
私の滞在しているホステルは中心部には位置しているのですがビーチとは正反対の場所なんですよね。
なのでトラムと徒歩で合計1時間近くかかります💦
まぁそれくらいはよしとしましょう。
オデッサの公共機関、トラム、ミニバスの乗り方
ヨーロッパ圏に入ってからというものの割と公共交通機関の運賃の払いが適当ということはよくあったのですが、ここには張り紙もしてあって何となくきっちりしている感じします。
値段は15UAH(約55円)で最近値上がりしたようですね。
支払いは降りる時に乗務員に手渡すというスタイルです。
大きい紙幣を渡すと嫌がられるので事前に用意しておくほうが良いですね。
調べたところミニバスも同じように値上がりして均一で15UAHだそうです。
幸いにもここの公共交通機関はGooglemapsで調べることができるので問題ないかと思います。
公共交通機関がマップに反映されていないパターンって結構あって、めちゃくちゃ行くのが大変って思っていたのがバスに乗れば一本だったりとかあるので、最近は英語サイトで調べるか地元の人に聞くってのをやっています。
オデッサビーチ
そしてようやくビーチのある駅に辿り着きました。
コンビニっぽいお店でウォッカとサンドイッチを買ってビーチに向かいます。
今回訪れたビーチはここ。
ホステルの受付の人に聞いたところビーチは軍によって封鎖されているところがあるらしくて、もし侵入してしまったら捕まって尋問を受けるぞという話でした。
もうすっかり日は暮れて薄暗い夜の海と夜空には星がたくさん。
こんな星空なんてみたのは久しぶりですね。
あまり街の明かりがない場所には行くことがほとんどないので。
そういえばジョージアのメスティアに行って4日間かけて山に登った時には多分めちゃくちゃ綺麗な星空が見れたのかもしれないですけど、毎日の山歩きでへとへとで夜は全く外に出なかったんですよね。もったいない💦
カーキフで出会ったリアがオデッサにはロシア側から発射されたミサイルをウクライナ側が地対空ミサイルで迎撃している光景が見れるとのことでしたが、それは戦闘が開始された2年くらい前の話だったのかもしれませんね。
今は穏やかな星空だけでした。
リアは「そのミサイルが流れ星のようにきれいでロマンチックなんだよ。その光景をみながら私を思い出してね笑」って冗談まじりって言ってましたが叶わなかったですね笑
とはいえ星空とウォッカ。いい感じです。
星空を撮ろうと思ったのですが、カメラの壊れた私のスマホでは全く撮れませんでした。
そして海辺は風もあり特に寒いのでそんなに長くはいられず割と早くに撤退…。
オデッサでスマホの買い替え、修理はここ
そして次の日。
何といってもまず解決しないといけないことがありました。
カメラの壊れたスマホの買い替えということです。裏面もバキバキなのでいつ起動しなくなるのかもわかったもんじゃないですしね。
そして目星をつけたスマホショップに行ってみます。
アンドロイドとiPhoneを比べたりと色々しながら検討。
そして何件かまわった時にいい感じのお店を発見します。
ここはチェーン店っぽくないローカルな感じですがお客さんが多い。
ということは地元の人に信頼されているのかも?と思い質問してみます。
アンドロイドもあるけど予算が少しあるならやっぱりiPhoneの方がいいんじゃない?って薦めてくれました。
目をつけてはいたiPhone13で値段も相場からすれば高くはない。
しかもバッテリーヘルスは100%外見もきれいです。
とはいえ前回の反省があるのでまずは質問。
「バッテリー交換は誰がやったの?」と訊くと、そこにいる人を指さします。
「アップルは正規販売店の許可を出しているところ以外の修理は認めていないよね?とライセンス持っているの?」と訊くと、「もっていない。」
ここで迷いがでますが、なにせ今すぐ買い替えたい気持ちが勝り粘ってみることに。
私「私は以前リヴィウで中古のiPhoneを買って壊れているんだけど、あなた達の保証期間中に壊れた場合は送料負担で送って返金してもらえますか?」と。
店員の彼はバックヤードにいき何やら話し合ってからオッケーでました。
値段は17000UAH(約62,600円)で即決。
その場でバックアップから同期して使えるようにしました。iPhoneはこの機能がマジで便利なんですよね。
写真はビーチサイドにて。
そして前回リヴィウで購入した中古のiPhone13miniが起動しなくなって、カーキフで撮った写真が消えたと思っていたのですが、なんとGooglephotosにバックアップされていることが発覚‼️
最初に確認した時は入っていなかったと思ったのに…。なんだかよくわからないですけどよかった。
前回のブログを見た人は不思議に思ったのかもしれません。
写真全部消えたとか騒いでいるのに何故かブログに写真を載せていたので笑
そういうことです。
そして晴れてカメラが使えるようになってもう一度ビーチに向かいます。
他にもオデッサには名所はあるのでしょうけど海が好きなんです。
昼間のビーチには散歩している人もそこそこいて穏やかな時間がながれています。
ここもオンシーズンの時はもっと人で賑わっているのでしょうけど、今は海の家っぽいのもしまっていてビーチサイドにあるお店も暇そうです。
オデッサでおすすめレストランはここ
しばらくビーチを散歩してから市街の方に行ってみます。
そこでカーキフで出会ったゲニャから「オデッサに着いたらぜひボルシチを試してみて」と言われたことを思いだします。オデッサがボルシチが有名なのかは不明です。
そしてそういえばウクライナに着いてからというものの、ちゃんとしたレストランって行ってなかったなと思い検索。
良さそうなお店を発見したのでシェアします。こちら
市街の中心部にあるこのお店は賑やかな感じでいい感じでした。
ウエイトレスの人たちが民族衣装?なのかカラフルな綺麗な服を着ているのが印象的。
ボルシチを注文すると一緒にバケットも付いてきます。そして前菜っぽい一品も。
レストランでは飲まないって思っていたのに思わずビールを注文。(意思弱💦)
ちょっと足りないかなと思ったのですが私には十分足りました。
ボルシチとビール合わせて。270UAH(約1000円)くらいだったと思います。
レストランは結構高いのかなと思っていたんですが、意外にリーズナブルでした。
街ブラ
そして街ブラをします。リヴィウに続きここもストリートミュージシャンは多いですね。
イコールすると戦争の脅威とは少し離れているのかなという印象は受けました。
特に印象的なのは結構人だかりができているところとかあるんですよね。
みんな音楽を楽しんでいるという感じがよかったです。
そしてクリスマスはとっくに終わっているというのにクリスマスツリーとサンタがウロウロしています。
ヨーロッパの方もそうなのですが正教会系のオーソドックスと呼ばれているキリスト教は1月7日をクリスマスとして祝うようです。(リアルタイムとずれていますが、この時はちょうど1月7日でした。)
調べてみるとウクライナ正教会があるらしいですが、昨今の情勢も相まって複雑な形態になっているようですね。
そういうことを調べる気になるってのも旅をしてリアルに接してみて興味が出てきたのがきっかけであるので良いことだなと思っています。
そして次の日町を歩いていると発見しました。
キリスト教の牧師さん?と一緒に歌をうたいながら町を練り歩く集団。
これは日本でいうお祭りの神輿って感じなんですかね?途中で止まっては歌をうたってまた歩いて教会の方に向かっていきます。
最終的には教会の中に入っていきました。
もう少しオデッサには滞在していたかったのですが、実はポーランドのワルシャワからの飛行機チケットを取っている問題もあって少し急いで向かわないといけない感じになってきました。結局3泊でリヴィウに戻ります。
前回滞在していたホステルにはまだみんなはいるかな?
そんなことを考えながらオデッサからリヴィウ行きの列車に乗り込みます。
おわりに
今回はオデッサでの3日間と一緒に行ったお店や場所などをシェアしてみました。
他にも最近はランドマークになっているという「Potemkin Stairs」や「Spaso-Preobrazhensky Cathedral」などにも行ってみたのですが、まぁそこそこな感想しか書けないかなと思ったので省きました。
何といってみ久しぶりに見た海。オデッサの海はとてもいい感じでした。
サマーシーズンはもっといい感じ見えるのかなと思ったらまた夏に戻ってきたいと思わせるほどの良さはありました。
気になった方は旅のリストの一つに検討してみてください。