キーウからカーキフへ列車旅。チケット購入方法を解説。

キーウ滞在中

さてさてキーウ滞在中です。

前回の美容院ですっきりしてよい年始が迎えられそうだなと思っていたのも束の間(リアルタイムとずれていますが年末です)。

足の甲に激痛がはしるようになりうまく歩けなくなってしまいました。

靴は重いブーツを日頃履いていて、なおかつ毎日よく歩くので単純に歩きすぎなのかもしれません。

とにかく休養が必要と思いホステルでダラっと過ごす毎日です。

とはいえ腹も減りますし、このホステルにはクッキングヒーターがないので自炊もままならない。

幸い下にすぐ小さな商店があり何とか食べるものは確保できます。



停電中のキーウ市街の地下道。


戦争中なので当たり前かもしれませんが旅行者はとにかくいない。

ホステルにいる人たちも家の代わりに使っているウクライナ人ばかりです。

ちなみに私の部屋には英語の喋れる初老のウクライナ人マーク(仮)と、とにかく早口饒舌の若者アレク(仮)、毎晩意味不明な唸り声を寝るまでずっと呟く謎のおじさんトニー(仮)と私の4人編成。

アレクはウーバー系の配達の仕事をしているようです。

ホステルに住んでいる人たちにはよく見かける職業です。マークとトニーは何をしているのか不明。

というかマークに至ってはいつ起きているのかも不明。

夕方のから夜の一部の時間以外はずっとベットの中にいるようです。

私もほとんどをベットの上で過ごすこと2日間。

さすがに退屈にもなってくるのでバスターミナルの例の居酒屋へ。

ジュリア(本名)と笑顔で挨拶をかわします。彼女とは最初に来た夜から数日毎晩のように通っているとだんだんと打ち解けてきました。

最初はめっちゃしかめっ面だったのですが笑



少しのんでスーパーの惣菜コーナーで惣菜を選び、イートインでウォッカを飲みながら晩御飯というスタイルを数日続けていました。

一応レストランは探してみたのですが宿からは少し距離があるので足を労って出かけていませんでした。

そうこうしている間にキーウでの滞在も後1日になってしまいました。

あらかじめ列車を予約していたのですがこれも図らずして元旦の深夜という便。

一番安かったんですよね。というわけで大晦日は早めに就寝。

年を越してから起床となりました。

ここのホステルもこれといって大晦日という雰囲気もなくいつものメンバーと一緒にすぎていきます。


カーキフに向かって出発

荷物をまとめ午前2時に出発。3時半の列車まではまだ十分に余裕はあります。

私が荷物をまとめるためにゴソゴソしているとホステルのおばちゃんが起きてきました。

どうやらうるさかったらしくウクライナ語とジェスチャーで早く出ていけ的なサインを読み取りました。


そんなこと言われてもこっちも気を使って共有スペースに荷物を持って出てまとめていたのにね‥。



駅に着きました。足の調子もすっかりいい感じです。

深夜の駅は暗く静か、でも人は結構いるという不思議な空間。



駅舎に入ると大きい電光掲示板で列車と行き先、時間などが表示されているのですが見つけるのはかなり困難。

というか私の便のってない💦。そういう時はインフォメーションで訊くと一発です笑

そしてホームに列車が到着。



何だかどこまでも長い客車を見ていると銀河鉄道999を思い出しました。

圧倒的に古いですが笑

困ったのが客車に番号がふってないんですよね。

列車が止まると中から1客車につき一人の車掌が出てきます。

そこでお客は自分のチケットを見せてQRコードを読み取り中に入るシステムです。


今いる客車が何号車なのかは車掌に聞かない限りわからないという謎のシステム。

効率悪すぎやろ笑

聞くとここは16号車でした。私の8号車まで長いホームを歩いていき、ようやく乗り込むことができました。


車両の中は通路をまたいで4人席と2人席になっています。

寝る段階で真ん中にあるテーブルを畳んで座っていた部分がベットになるというシステム。

4人席では2人は上の折りたたみ式のベットを下ろして上がります。

私は2人席で他のお客もいなかったのですぐにベットを作り就寝。

ちなみにマットレスとシーツ、枕などは100UAH(約370円)でつけることができます。

私はつけずにビニール製の長椅子っぽい感じの場所に直に寝ました。


ちなみに1等車から3等車まであって値段もその日によって値段もバラバラです。

私は3等車を284UAH(約1050円)で購入しました。

これで9時間、約490kmを移動できるのですから格安ですよね。

でもマットレスがないせいか身体は痛くなりましたが笑



チケット購入方法


予約サイトはこちら

tickets Travel Awaits 予約サイト

ちなみに前回ご紹介したOmioなどのチケットアプリではウクライナの列車は出てきません。

こちらのサイトから直接買うのがいいと思います。

買い方はwebサイトに飛んでもらい、一般的なサイトと同じように日付と出発地、行き先地を指定。

そうすると予約できる便の一覧と一番安い便、早い便にタグがついた形で表示されます。

予約したい便の赤いボタンをクリック。



便を選択するとその列車のグレードを選択できます。

グレードを選択すると今予約できるシートが青い表示で選択できるようになっています。

この際に上が4人席、下が2人席となっています。

この際にグループ内の若い番号が下の席になります。ここ重要です‼️

下の残っている二つの席を例にすれば41番が下になります。


3等級の車両前提での解説ですが、上のベットになった場合は体を起こすスペースはありません。

寝るだけならいいですが上で起き上がるのは難しいくらい狭いです。

下は座ったりもできるので同じ値段なら断然下の方がよいです。

そしてシートを選択すると客情報の入力画面から支払い画面へとすすみます。

この時にベットリネンとチケット保証が自動追加されています。

ベットリネンに関しては少しでも安く済ませたい方はオフにしましょう。

チケット保証とは40UAH(約150円)追加するだけで列車出発の3時間前まではキャンセル無料というシステムです。

このシステムのおかげで先の予約は埋まっていても直前になると空きが発生するという状況が発生しています。


必要のない方はオフにしましょう。

支払いはカード払いのみです。

完了すればメールにチケットPDFが送られてきます。

iPhoneの方はウォレットにチケットを追加することも可能です。


おわりに


今回はキーウでの日々とカーキフへ向かう列車を例にウクライナでの列車チケットの購入方法について解説しました。


ウクライナ国内は列車網も充実していて時間はかかりますが深夜便を利用して宿泊費をうかせながら安く旅をすることが可能です。


ぜひ活用してみてください。

ではまた‼️