ペトロヴァラディン要塞。そしてノヴィサドからスレムスキー・カルロフツィに

前回の続きでノヴィサドに滞在しています。友達のデジャンと別れて一人ホステルに移動しました。

こちら彼のおすすめのホステルです。|

広くはないですが一通りそろっていてたしかに快適に過ごせる感じします。

大抵のホステルはキッチンは調理器具のみの貸し出しなんですが、ここは調味料やコーヒーまで無料でついています。ありがたい。


レセプションは某国人でこの度の◯争によってセルビアに逃げてきたらしいです。


ジョージアといいこの旧◯連の国々はこのパターンは多くみてます。

逆にウク◯イナ人も逃げてきていて同じ町で共に暮らしています。彼らにとっては関係のない話なのかもれませんね。

彼は美術館で働いていたらしく日本のトラディショナルカルチャーにも大変興味を持っているらしくて色々と話してくれました。

というのも彼のお父さんは大学教授らしく日本の絵画について論文なども書いているようで私よりはるかに詳しい💦


彼が言っていた「MONONOAWARE」なんて何か聞いたことある気がするけど…笑

調べてみると「しみじみとした情趣や、無常観的な哀愁」という意味を持つ日本の美意識や価値観に大きく影響を与えた思想をいうらしいです。


わびさびという感じなんでしょうね。

彼曰く彼らの感性と似ている部分があり日本のそういった文化が大好きなんだそうです。


早く母国に戻れるといいですよね。

ペトロヴァラディン要塞

ノヴィ・サドで観光地といえば中心部からちかいこの要塞がまずあがってくる名所かと思います。


歩いても中心部から歩いても20分ほどですので歩いていってみました。
景色を眺めながらいい感じです。

橋を渡る辺りからやたら鍵をみつけます。なんなんだろうと思っていたら時計台に着いてから気づきました。


ここはカップルの名所みたいな感じなんですね。やたらカップル多いし鍵の量がすごい。

あちらこちらに鍵つけまくってます笑

景色はとてもきれいで川を眺めながらボケーっと過ごすにはいい感じの場所です。


あいにく時計台の方は修繕工事中で見れませんでしたがまぁよしとしましょう。



そしてノヴィ・サドからバスで30分くらいの場所にデイ・トリップにおすすめの町があるとの情報を得て行ってみることにしました。

スレムスキー・カルロフツィ


ここへは本来は電車でも行けるらしいのですが前回ブログにも書いた橋桁の落下事故のために現在は運休となっています(2024年11月現在)


最初は電車で行こうとして駅に行ったら駅自体がバリケードで囲われている状態だったので、頭の中で事故と結びつくまで「???」となってしまいましたが…。


バスでも行けることは調べていたのですぐ隣のバスステーションに行って受付でチケットを購入。

値段は忘れてしまったのですが多分、200RSD前後(約280円)だったと思います。

ちなみにバスに乗る場合はわざわざバスステーションまで行かなくても中心部から乗ることができます。バスのナンバーは61か62でどちらに乗っても大丈夫です。


こうして無事に到着。途中から学生が沢山乗ってきて車内が混雑していたのですが、どうもここには沢山の大学があるようです。


天気は曇り空であまりぱっとしない天気ですがいってみましょう。

とはいえいつも通り大して調べもせずにやってきたもので何があるのかさっぱりわからない。

中心部はここも教会を中心にしている雰囲気ですね。

夏のシーズンだともっと華やかな感じなのかもしれないですが、今は何かさみしげさが漂っていた印象です。とりあえずトイレに行きたいので辺りを散策してみます。


できるだけ公衆的な場所があればいいんですが探すのが中々困難です。

しばらくウロウロしていよいよこれはマズいなぁとなってお店に駆け込みました。

Googlemapsにはのってないのですがこの辺りです。

小さな商店のとなりにカフェというか中はバーのような感じになっています。

中にはおじさん達が昼間から一杯やっている感じ。


この感じなかなか発見できないので見つけると嬉しくなってしまいます。

「トイレありますか?」と訊いたところ「出て20mくらい行った左だよ。バイ」って普通に教えてくれました。


一刻を争う状況だったのでとてもホッとしてすぐ発見。

何かいい雰囲気だったから後から戻ってきてもいいなと思いつつ、この町を散策にでかけます。


一番目立っているのは教会。

カソリック系の教会ですね。


そしてこちらの教会いい感じでした。

観光客らしき人は全くいないローカルな場所なのでお祈りに来ている人たちも地元の人です。


そしてついつい坂を上って眺めのよいところを探したくなるので坂道を上っていきます。

民家が立ち並んでいる中から突如墓地が出現。


墓地って眺めがよい場所にあるパターンが多いですよね。


遠くに川が流れていて見晴らしもいいです。


事前にほとんど調べていなかったのですが修道院があると見た気がしたので探してみますが見つけられません。

途中で歩いている人に訊ねてみたのですがうまく伝えることができませんでした。

歩いているとやっぱり学校が多いですね。


教会なのかと思って2回も間違えて学校に入りそうになりました笑


町自体はコンパクトなので見て回るのも一瞬です。

後から調べてみると修道院やミュージアムもあったようでもう少し歩いた先でした。


地図貼っておきます。

「Chapel of the Our Lady of Peace」

そして「Museum of Beekeeping and Winery Živanović」

こちらは養蜂とワインの博物館だそうです。

歩いている時によくワインバーを見かけたのですがワインが有名みたいですね。

そして養蜂もさかんということでしょうか。何だかジョージアを彷彿とさせるラインナップ。


そして最初にトイレをかりたお店に戻るともう店主らしき人はいなくなっていたのですがお店は営業していて中にはオールおじさん達。


歩き疲れたのでビールを注文して飲みながらWifi繋いでぽちぽちやっていると、おじさんが話しかけてきました。

そして何と飲んでいたビールのお代を払ってくれました。

これは嬉しい‼️

とすると隣にいたおじさんが次の分と言って、もう一本ビールが出てきました。
一緒に写真をパシャリ。


こんなところにアジア人が一人でビールを飲んでいるなんてよっぽど珍しかったのでしょうか。

そして自分達はさっさと帰ってしまいました。粋な感じですね。


思いがけず2本ビールを飲んだので帰りはほろ酔いでいい気分。

近くのバス停で61番バスに乗り込み市街地まで帰ってきました。


何気ない旅先での一コマもいい思い出になるなと思った1日でした。


ではまた‼️