ブダペストからウクライナのリヴィヴに

はじめに

さてさて、ブダペストの滞在も終えて次の町に移動したいと思います。

普通だとこのまま北に上ってスロバキアに入るかってところなんですが、今回はウクライナに進むことにしました。

というのもジョージアで出会った友達がウクライナの良さについて熱弁していたことがきっかけというか。

ユーロ圏は東側といえどやはり全体的に物価は高めなのですがこの国に関してはそんなことないらしいとの情報も得ていて少しゆっくりと滞在できたらいいかなと考えてます。


宿代とか高くなるとついつい急ぎ足になってしまうんですよね。

むやみに立ち止まると無駄にしているような気分になってしまって。

でも移動が多くなると疲れるし次の町に対しての期待感より休みたい気持ちの方が勝っていってしまう時もあったりして。

何より町の感じはヨーロッパのそれって感じで物価も安いなんて最高じゃないですか。

というわけで決めた次第です。

というか美人が多いことでも有名ですよね。

数年前までは美女を目当てに旅行にいく日本人なんかも多かったらしいです笑

ウクライナに向けて出発


というわけでいつものFLEX BUSに乗って向かいます。(写真は着いた後のバスです。)

慣れた感じで地下鉄に乗りバスターミナルへ。

ここはさすがブダペストのバスターミナル。

ちゃんと電光掲示板で乗り場と行き先、出発時刻なんかを確認できるようになっていて便利です。

日本だと普通ですけど結構ないところ多くて人に訊くしかないなんてザラにあります。

そしてバスが到着しました。

この時勢ということもあって母国に帰るという人がほとんどといった印象です。

電子チケットに席番がかいてあったのに気づかずに違う席に座ってしまいました。

とはいえ自分の席だと主張してくる人がいなかったため途中まで気づかずに座り続けることに。

前の席にはスポーツクラブの遠征?って感じの学生グループ。

賑やかな雰囲気に学生の時の修学旅行を思い出します。

国境のパスポートコントロールで一人の中国人のおじさんが合流。

どうも審査に引っかかってバスにおいていかれてしまったよう。

ようやくアジア人が二人になりました。

というか外国人は私達だけって感じなのかも。

国境でも他の人はバスにとどまってパスポートだけ渡して待っていたのですが、私だけ呼び出されて色々と質問されました。

といってもよくある質問でしたので答えたら判を押してくれました。


小休憩を経てバスが到着したのは21時半頃。

予定よりは早い到着でしたが夜着く便はこれからのホステル移動が中々面倒です。


リヴィヴの町に到着


とりあえず朝からまともに食べていなかったのでバスターミナルのコンビニみたいなところでサンドイッチを買って食べます。

というのも途中に休憩によった場所はカードが使えず両替をしていなかったために何も買えなかったんですよね笑

そして何故かいきなりジョージア料理店が隣にあるのを発見。



これは後からも何回か見て調べて気付いたのですが、その昔オスマン帝国がジョージア、アルメニアなんかを侵略してきた時にここに逃げてきた人たちが沢山いて、アルメニア系の教会を建てたりしてこの地に根を下ろしたらしいです。


そう考えるとこの地に元々住んでいた人たちも寛大ですよね。

侵略だので奪う奪われるの時代に逃げてきた人たちを温かく迎えてその人たちの信仰も理解したということですから。

同じキリスト教だったからですかね?そのあたりよくわかりませんが。




そしてホステルを目指して移動します。

調べていたところではバスとトラムの1回乗り換えで市街中心部にある予約しているホステルに着ける見込みです。

5〜6kmあるためにとても荷物を抱えて移動できる距離ではないのですが、乗り換えというかバスに乗るのが面倒ということでトラムの乗り場まで約2.5kmくらい歩いて行くことにしました。


市街地からは少し離れているため辺りは何にもない感じ。

ひたすら歩いてようやくトラムの駅の近くまできたところでバス停で待っていたおじさんが声を掛けてきました。

といっても、ウクライナ語なので何を言っているのかさっぱりです。

友達から聞いていた前評判では、ウクライナ人はみんな英語が話せるしコミュニケーション取りやすいよって話だったのですが全然違う。

バスに乗っていた時から薄々気づいていたのですが全く通じません笑

スマホの翻訳を使って会話をしているとこのバスでも行けるからここで待ってろとのこと。

行けるかもしれんけど多分遠回りになるだろうなと思いつつ待つことに。

バスは5分も経たない間に到着、乗り込みます。

不安で地図を開きっぱなしにして確認していたのですが、やはり大回りしている模様。

おじさんはというと、持っていたリンゴをくれたりして翻訳を使って会話をしてきてくれます。

ただのいいおじさんなのか?としていると、「泊まる場所はあるのか?」と聞いてきました。

「ホステルを予約している」と答えると、「私は部屋を所有している」というのです。

おじさん「ホステルはいくら?」

私「5€だよ」

おじさん「プライベートルーム一泊10€でいいよ」

私「ホステルのお金1週間分払っているから少し考えさせて」

おじさん「すぐ近くだから部屋の場所見ていこう」

私「いいよ」

そして部屋を見に行くことに。

例のごとく、このおじさんも歩くのが早い。

私が遅いのかわからないのですが。

部屋を見るといっても場所の確認だけでした。

その後ホステルの場所まで付いてきてくれるとなりました。

とはいえ歩くのがめちゃくちゃ早いので荷物を抱えて付いていくのがやっとです。

ようやく着いたと思ったらホステルは閉まっていて反応なし。

おじさんが力任せにドンドンとドアを叩いていると中から今起きたって感じのレセプションの女性が出てきました。


また明日部屋の内見をする約束をして、ここでおじさんとはお別れ。

中に入りやっと休めると思っていたらここでまた事件発生。

寝起きで機嫌悪そうに「あなたが予約した値段では泊まれません。追加料金が必要です。以上。」

こっちは「はぁ?」ってなりますよね。

だってたしかに予約サイトで値引きされていた料金で予約したのですが、着いた後に料金違うからなんて話が通るわけがありません。

こっちも疲れていてイライラしたのもあって、たとえ大した金額ではないにしてもそんな言い方すつやつに1銭も多く払うつもりはないってモードに入ってしまいます。

口論の末、「もういいわ。出ていく。」となりました。

とはいえ、時刻はすでに23時をまわっています。

今から泊まれる場所探すのは中々きついなぁと思いながらふとおじさんの事を思い出しました。

これ連絡してみたらワンチャン泊まれるかも?

となりまずはWifiスポット探し。全体的に若い子の方が英語が通じやすいと判断して、若い女の子に話かけてみるとすんなりマクドナルドの場所を教えてくれました。


到着した時はすでに閉まっていたのですが店の前ではwifiにつなげました。

すぐに返信が返ってきて、翌日待ち合わせをする予定だったオペラハウスで集合することに。
すんなりと合流できました。



どうやらウクライナはまだ厳戒態勢が敷かれれているらしく、夜23時以降の外出は基本的に禁止だそうです。

それでお店も23時には全部閉まるということらしいです。

無事に部屋に到着。そして隣の部屋がおじさんということが発覚。笑

長くなってきたので一旦この辺りで区切ってまた続きは次回に持ち越すことにします。

次回また急展開。


おわりに

今回はリヴィヴの町に移動する1日を書いてみました。

意外にも英語が通じないことに一番戸惑いました。

simを入れていないために翻訳が使えず。

オフラインで使える翻訳がうまく機能しないという問題もあり、ジェスチャーとか写真で見せたりとその程度でなんとか乗り切りました。


ではまた‼️