リアルタイムブログの更新に切り替えました。
現在はコソボの首都プリシュティナに滞在しています。
今回はプリシュナから約1時間の場所にあるミトロビツァという街に行ってみることにしました。
この街については自分はコソボに来るまで知らなかったのですがコソボ紛争が終わった後、アルバニア系とセルビア系の民族が同じ街の中で分断されたまま住んでいるということで、今だに街には緊張感がただよっているとのことです。
どんな感じなのか気になりますよね。
さて行き方はプリシュティナのバスターミナル近くからバスが出ています。料金は1.8€とリーズナブルな値段ですね。市街からバスターミナルに向かう手前の場所です。高架の道路ではなくバスステーションに向かう下を通っている道にあります。標識などはありません。
時間は1時間に一本くらいの割合で出ているようですね。
さてバスに乗り込みひたすらに進みます。
コソボだけではないようですが、オレンジがかった茶色の屋根がヨーロッパっぽいって感じします。
そしてバスに揺られること1時間分断の街ミトロビツァに到着しました。
バスから降りてみたものの全く下調べをして来なかったのどちらに向かえばよいのかわからない💦
コソボは当初1日滞在で移動する予定でもあったのとe-simの値段が高かったのでWi-fiだけで生活していたので調べることもできない笑
とりあえずGoogleマップの位置情報だけは機能していたので分断された橋というのをなんとなく予想して歩いてみることにします。
というかメインストリートを真っ直ぐに行った場所に川があるのはわかったので多分それかなって歩いていくとありました。
橋の端と端には警察車両が止まっています。車の通行は出来ず歩行者のみ通れるようになっています。
この橋をわたるとセルビア系の人たちが住んでいてそこの通貨はセルビア・ディナールが使われているとのこと。どんな感じなんでしょうか。
橋には緊張感が漂っているという前評判でしたが自分の感想としてはそんなでもない感じはしました。
紛争の終結から20年以上経過してそれは日常になっているのかなとも思いましたね。
心の奥底にはあるのかもしれないですけど日頃は表に出てくるということではないのかもしれません。
とはいっても根深い問題ではあるともうので何か火種があれば再び炎上する可能性は否めない感じはしますね。
実際に2004年にはコソボ暴動という大規模は民族衝突が起こっていて、2014年にはアルバニア系住民によってセルビア製品の不買運動が起こっているそうです。
直接的な原因がなかったとしても住民のフラストレーションの向かう場所にされることで簡単に起こってしまうものなのではないのかなと思いますね。
さて橋を渡ってセルビア系側にやってきましたが、これといって変わったような様子はありません。
ただ何かアルバニア側とは空気は違うのは感じました。
スーパーマーケットに入って値段の表示を確かめてみたのですが何とユーロ表示‼️
話と違うやんけと思いながらスーパーの店員さんに尋ねてみると、「ここのスーパーはユーロだよ。他のお店ではセルビア通貨が使われていたりするけど、徐々に切り替わっていっている。」とのこと。
最初に橋の辺りに行った時に感じたものはそれだったのかもしれないですね。
同じ街の中で違う通貨なんて不便すぎますよね。
お互いに橋の行き来はあまりしないという前評判でしたが、明らかにアルバニア系の街の方が発展していて、実際に住民の比率もアルバニア系が70%以上を占めているというのもあってセルビア系としてもそちらを利用したいという気持ちになるのではないかなと感じます。
ずっと街の大通りをまっすぐに進んでいるだけでも色んな景色を楽しめた感じでした。
セルビア系側に入ってからはより政治色の強い壁のペイントが目立った印象ですね。
やはり少数派としてはそういった抑圧された感情の吐口が必要ということでしょうか。
セルビア系側のこの象徴的な銅像の前で引き返しまた橋を渡って帰ってきました。
アルバニアに行った時も感じたのですが、アルバニア人ってフレンドリーでいい人が多いなって印象。
ここミトロビツァでもアルバニア系の住民に声かけてもらったり、パン屋に入っただけで飲み物無料でくれて言葉も殆ど通じないのに気持ちが通っている感じがしましたね。
こちらはコソボのトラディショナルフード「モザリョーパス」という食べ物らしいです。
お客さん曰く全部ミルクで作られているとか言ってたけど。小麦粉にミルクを混ぜて作ってるって言いたかったのかな?
見た目よりヘヴィーでお腹いっぱい。美味しかったです‼️
そして帰りのバスは1.5€でした。行きと帰りが違うって外国あるあるですよね笑
プリシュティナに立ち寄った際はおすすめできる日帰りポイントミトロビツァでした。
ではまた‼️