ボドラムからギリシャのアテネに向かう

さて前回の続きです。ボドラムからギリシャのアテネ行きます。

といっても直行便がないために一度ギリシャのコス島で乗り換えをすることになります。


コス島も綺麗らしいので一泊しようかと迷ったのですが、夕方に着いてからの1泊って何だかゆっくりできないしかといってここで2泊するのもなぁと考えた結果飛ばすことにしました。

乗り換えの時間も2時間くらいとそんなに長くもないのでその間に少し辺りを散歩してもよいかなといった感じで考えています。


ボドラムからコス島は国境を越えるということでパスポートコントロールは一応ありました。

でもそんなきっちりした感じではないようです笑

船に乗っている時間もあっという間。だってめちゃくちゃ近いですしね。

それにボドラム自体が昔はギリシャ領だった時代もあるそうです。

それを聞いた時にボドラムの南ヨーロッパ感に納得できた次第です。


コス島もいわばそんな感じ。南ヨーロッパの島って感じです。

サントリーニ島に行けなかったことが少し後悔はありますけどまぁ生きていればまたそのうち行けるでしょう。


しかしコス島は風がつよい。

港の付近にいたということもあってすごい風で港の堤防に波が打ち付けて水飛沫もすごかったです。


荷物もあって思うように動けないのでアテネ行きのフェリー乗り場に移動する際に見つけたお店に入って物色するくらいしかしませんでした。

値段の表示が€になっているを見て国境を越えたんだなと実感。

その後はフェリー乗り場の待合スペースで時間潰し。

私は難民についてはよくわからないのですが最近よく聞くトルコのクルド人問題を彷彿とする様子の方々がたくさんいらっしゃいます。


どこまでが家族なのかグループなのかわからない集団。女性はみんなヒジャブを被り男性はトルコ人っぽい風貌です。

そして船が着いて乗船時間が凄かったです。走って船に向かう人、集団で一気に向かう姿は何だか映画タイタニックの乗船シーンを思い出しました。


異様に大きく明るい月。画像だとあまり伝わらないですね笑


私も先頭付近に陣取っていたので早めに乗り込むことができ無事にスペースを確保しました。

というのも、船の乗船料金に加えて追加で部屋やシートを確保することもできたのですが、私は何も追加することはなく船内のラウンジスペースで寝るつもりだったからです。


無事に横になれそうなスペースに貴重品以外の荷物で陣取ってWifiを探しに別の場所に向かいます。

船の出発までは待ってくれと言われたので戻ってみると。

大量のヒジャブを被った女性たちと子供が私の荷物を押し除けて座っているじゃないですか‼️

そして前後の席も知り合いなのか家族なのか大量の人たちに囲まれています。


数で埋め尽くし外部の者を締め出すという作戦なのでしょうか。

ここで負けては寝るスペースがなくなってしまうと思い突撃を敢行。


異様な目で見つめられ何か違う生物でも見るかのような視線を送ってきます。

辺りの机は彼らの男性たちなのにこの机だけ女性と子供。

明らかに私が去る時を見ていて女子供には席を明け渡すだろうという作戦の気がしました。

普通に女性子供が困っているのならもちろん考えますが、この席どころかもうラウンジスペースの半分は同じ集団で占拠されている状況。意地でも居座ってやろうと決意を固めます。


しかし耐えきれないほどの重い空気が漂いしばらく寝てやり過ごすことにしました。

そして2時間ほどは寝たあたりで目が覚めてあたりを見回すと集団は散らばっていなくなっているじゃないですか‼️

目の前にはおばあちゃんが横になっているだけで他の人たちはさっぱり消えていました。


どこか違うスペースを発見して移ったのでしょう。

これはよかったのですがここは船内でもデッキに出られる一番上に位置している場所なのでデッキと吹き抜けになり外の冷たい空気が入ってきて寒い。。


もっている服を全部体にかけて何とか朝までしのぎました。


そして朝日が昇ります。

Wifiは使用料を支払わないといけなかったので諦めてマップで確認することもできないのですが、おそらくもうアテネに近い付近にはいるような感じはしてきました。


陸が見えて徐々に近づいてきます。日が昇り清々しい空気の中で下船。

乗り込む時は難民のような雰囲気で異様に見えた人たちも見慣れたのかどこか穏やかな雰囲気を漂わせています。


実はここでまだ予約していなかった宿の予約をすることに。ギリシャは楽天モバイルの海外ローミングが使えるのでスムーズに繋げます。

そして一番安い宿をゲット。


港近くの廃墟。


宿の住所を確認してそこに向かうことにします。

船を降りた辺りにはバスと大量のタクシーが待ち構えていたのですが、徒歩で20分ほどで地下鉄があるとわかったのでそこまで歩くことに。


というのも普段からタクシーは使わないのですが出来ればバスも使わないようにしています。

疲れた時と距離があまりに遠い場合は使いますがバスって選択肢が色々ありすぎてよくわからないことが多々あるからです。

Googleマップのバス案内の精度もイマイチですしマップに出てくるのと実際のものが違うというのもあるあるなんですよね。


あれこれ迷ったり違うのに乗ってしまったりとするくらいならもう歩いた方が良いやって思うわけです。

そして無事に駅に到着。案内人のおばちゃんに訊ねてスムーズにチケットも購入。

クレカが使えるところもいいですよね。

というかまだ換金していないので現金なかった笑

そして最寄りの駅に着いて目的地に向かっている時に問題発生。


ホステルの場所だと思っていたけど何だか知らない別の場所に向かっていることが発覚。

なんで??って感じですけど1回や2回じゃないんです。地図に限らずなんですけど最近のスマホって自動修正機能がすごくないですか?


アテネ市街のきれいな通り


メッセージを打つ時に正確に打ったのに別の推奨されているスペルに自動変換されたりと。

特に名前を打つ時ですよね。

英語圏の人でない場合、英語のスペルでは出てこない文字の順番が出てくるわけですよ。自動で別の名前に変えられたりと後で気づいて焦るってことも何度もあります。


住所も自動で別のものに変えられていたのだと思います。だってペーストしかしてないのに間違えるわけないですからね。

ヨーロッパ圏に入った後からやたらと目にすることになったパイ生ベースのパン。

ギリシャではピタと呼ばれているそうです。

サクサクで美味しい。中身も色々ありますが私はスピナッチがお気に入り。


荷物が重いため一刻も早く着きたい時に限ってそういうことがあるんですよね。

ということでまた駅に戻って乗り換えます。

幸いチケットは90分間有効なので追加料金はかかりません。

他にも自分の使う範囲で買う時に有効期限を選ぶことができます。多く乗るのならその分お得って感じですね。


無事に駅にたどり着きホステルを目指します。

住所の場所についたのですが入り口のドアにロックがかかっていて中に入ることができません。

近所の人にも確認したのですが場所は間違いないようです。

だって看板も何もないからわからないんですよね。

WhatsAppで電話をしてもメッセージをしても反応なし。

チェックイン時間は過ぎているし困ったものです。


まぁさっき予約したばかりなので対応できてないのかなと思い待つこと1時間。
同じビルに住んでいる人が帰ってきました。


とりあえずロックを開けてもらえたので宿の扉を直接叩くと中から人が出てきました。

泊まっているゲストでオーナーを呼んできてくれるそう。ようやく奥から寝ていたオーナーが出てきました。


無事にチェックインを済ませアテネの街ブラに出かけます。


街並みはきれいで観光地感は満載です。

アクロポリスまで歩いていけたのでパルテノン神殿なので有名な建物を遠くから眺めます。

遠くから??


というのもアテネにはセットになったフリーパスがあるのですが30€(約4900円)なんです。

冬季シーズンは半額になるらしいのですが後もう少しのところでした。


それにチケットを持っていたとしてもエントランスは長蛇の列。


まだこちら日中は日差しが強くかなり暑かったのでこんなのイヤってことで遠くから眺めることになったわけです。


中に入ることなく見れる建物。


せっかくそこまで行ってるのだからついでにがんばれよって声も聞こえてきそうですが、長期旅行者にとっては余すことなくという考えは厳禁だと考えています。


体力的にも金銭的にもがんばり過ぎると続かないからです。


ここ数日なんだか疲れているというのもあってあんまり行動的になれなかったのも原因ではあるんですけどちょっと街ブラして帰ってきました。


そしたらオーナーが今日は街でイベントあるから行ってみたら?と教えてくれて。でも疲れから行けずにそのままベットで就寝。


翌朝起きてみると何だかおかしい。ベッドバグ宿かもしれない。

南京虫というかトコジラミというのかこれヨーロッパの宿では結構多いらしいです。

ジョージアのトビリシで最初に味わってから宿が汚いのはまだ許せるけどこの虫は本当に勘弁してほしいってなっているんですよね。


一度やられたら何ヶ月も痕が残ってたまに痒くなったりするしトラウマなりますよ。ほんと。


まだこの日は数ヶ所だけだったので何事もなく翌朝までいければよいかなって程度の考えしかなかったですが。

この日は壊れてしまったコンセントと追加でTシャツがほしいってことで普通に買い物に出かけることに。



船に乗っている間に何故かコンセント壊れていたんですよね。

全世界共通で使えるマルチタイプ。


こちらではヨーロッパ仕様のやつを買うしかなさそうです。

しかも意外に高かったです多分17€(約2780円)昨日は宿のオーナーに借りたのですが全く充電が進まずモバイルバッテリーで充電していたので今日は何としても買わないといけず仕方ないですね。


そしてTシャツ。色々覗いてみたのですが結局H&Mで。ユニクロが近くにない現在は一番手堅いです。

そしてアテネの街並み観光。街ブラしているだけでも楽しい感じです。

国旗の通り青と白がイメージカラーなのかそういった配色のものがよく目に入ってきて清々しいですね。(写真撮っておけばよかった💦)


アテネには2泊して次の街に向かう予定だったのでこの日は最後の夜。

アテネに着いてからはもっぱらギュロスばかり食べていたのでこの日の夜もギュロスで締めます。
因みにまたなぜかギュロスの写真は撮っていませんでした笑

そして宿に戻って明日の朝に備えて早めに寝ようとしたところから事件はおきます。

昨夜のベットバグとは比にならないくらいの大量の虫が私のベットの中で蠢きとても寝られる状態ではない。

虫は私の体に噛み付いて血を吸っているので潰すとシーツが赤く染まります。

宿のシーツがところどころ赤く染まっているものがあればそこは可能性高いです。


でも明日は6時には起きようと思っていたので少しでも寝たくて虫を追い払っては寝たりしていたのですが、午前3時ついに限界をむかえます。


その後こうなっていました💦ちょっとグロいですよね。。


ここにいるよりも駅に向かって待合室などで仮眠をとった方がましと判断。

午前4時からは電車も動いているのでそこに合わせて駅に向かいます。


というのも次の街カランバカには電車で向かおうと思っていたからです。地下鉄でターミナル駅を目指します。

朝早いにもかかわらず結構人がいますね。

チケットは事前にネット予約しているので窓口で乗り場を聞いたら後は休むだけです。

発車は8時なのでベンチでひたすらに時間潰し。


トルコと同じくシミット(ドーナツ型のパン)を駅前で売っている屋台を発見。1.3€(約210円)なのでリーズナブルな朝ごはんですね。


そしてそろそろとホームに向かうと電車がきました。

結構いい感じの俗に言う特急列車という感じの風貌です。


そして次の街に向かいます。

ではまたっ‼️