マシュハド。イスラム教シーア派の聖地を巡る

マシュハドに到着

さて前回の続きです。

ヤズドからバスに乗ってマシュハドに向かいます。

マシュハドとはイスラム教シーア派の聖地として有名らしく、シーア派の人々はこの地に巡礼に訪れるので多くの人が集まる都市として知られているそうです。

そんな事はイランを訪れるまで全く知らなかったのですが、そう聞くと何があるのが楽しみになりますね。

バスで約11時間の道のり。バスは早朝マシュハドに到着しました。

 

マシュハドでおすすめの宿

宿はマシュハドでも一番安いこの場所。

何とかバス停から歩いて到着。

丁度着いたのが中心部だったということもあって、もう観光地感は満載です。

観光地って雰囲気としては好きなんですけど、土産物屋の店員の態度とかが悪いことがあるんですよね。

普通に通りを歩いているだけでチナチナ!!とバカにしたように叫んでくる輩とかいて。もうファックですよ。

ちなみにチナとはチャイナの読みをそのまま読んだ言い方で結構どこに行っても言われること多いですね。

別に中国人と間違われるのは慣れているんですが、そのバカにしたように叫んでくる態度が気に入らないだけです。

相手しても仕方ないんですが。後ニーハオって言われるのも地味にムカつきます。

そういう時には、「お前中国人なの?」って訊いて「違う」と言われたら「お前の顔中国人っぽいからそうだと思ったわ」って言ってやるとムカっとした顔して面白いですよ。

よその国では英語でいきなり話しかけるのでさえ、態度悪いと思われる地域もあるのにアジア人だからって決めつけてかかってくる態度はやめてもらいたいですね。

でも店員によっては英語で丁寧に話しかけてくる人もいて、そういう人にはこちらも丁寧に対応しますよ。

しかしお店を見せてもらっている訳でもないんで。普通に通りを歩いている時のことなんで「お前誰だよ?」って話なんですよね。マシュハドでは強烈に記憶に残っていますね。

話は戻って、宿の人はとてもいい感じの人たちでした。

家族で経営しているというか、家の一階を貸し出しているという感じですね。

辺りの情報も色々を教えてくれて、イランレアルに両替したいと伝えると良いレートでその場で交換してくれるなど至れり尽くせり。

その名の通り近くの大学の学生が寮として使っているらしく学生さんと2人で同じ部屋でした。

ちょっと落ち着いたところで町の散策に出かけてみます。

途中に食べて美味しかったこのご飯。覚えていようと写真を撮ったのですが、名前忘れちゃいました💦

 

中心部から少し離れると下町といった感じの町並みが続いています。

丁度靴の中敷がボロボロだったので靴屋さんで中敷を購入。

これも中心部の通り沿いにあるお店では、私が中敷を触ろうものなら「触るな!」といった雰囲気で嫌そうに直してしたのに、通りを離れるととても親切でした。

観光地に店を構えている人々は地元の人ではないケースも多いので擦れているんだなとって感じしましたね。

締めに近くのファストフード店でサラダを食べてその日は宿に帰りました。

 

アフガニスタン、ヘラート行きのチケット購入方法

次の日。

テヘランで出会ったアフガニスタン人のサフダーと待ち合わせ。

彼はマシュハドに家族と暮らしているらしくテヘランに滞在した時にたまたま来ていて出会ったんですよね。

彼にアフガニスタンに行きたいと伝えると、協力するから何でも訊いて!と言ってくれていたのでアフガニスタンへの行き方や事前にアフガニマニーに両替などを一緒に手伝ってくれることになりました。

行き方としてはアフガニスタンのヘラートにシェアタクシーを使ってまず行って、そこから乗り換えて首都のカブールを目指すことになります。

ヘラートも良い町ということでおすすめされていたので状況により滞在してみようと思っています。

しかしここからは、事前に予約サイトで探していくというのが困難というか一応見つかるのですがインターナショナルホテルのような場所しか出てこないので、当日宿を探すということになりそうです。

そしてサフダーと一緒にバスターミナルに向かいます。

1人の時はバスの乗り方もわからずに歩きしか選択肢がなかったのですが、彼と一緒だと楽々乗れちゃいます笑

バスステーションはこちら

この辺りにはアフガニスタンに向かうシェアタクシー会社も密集しているエリアで、サフダーが直接交渉して明日の朝出発の安いチケットを探してくれました。

ここは予約した場所ではないですが、こんな感じで何軒も近くに立ち並んでいます。

左端に少し写っているブルーの車。これが一般的なアフガニスタンに向かうシェアタクシーになります。

 

早朝6時出発ということでかなり早いですが、ヘラートまでは10時間くらいの道のりでその後宿探しも考えたら早い方がよいと思いそのチケットを購入。

チケットの値段は忘れてしまったのですが、相場よりは少し安かったです。

そしてその後両替へ。町の中心部に近いところまで戻ります。お店などではなくストリートで交渉しながら両替してもらうというスタイルです。

なんか恰幅のよいアフガニスタン人のおじさんに出会います。

彼はアフガニスタンの軍の関係者だったらしく、国内では結構有名だと言って色々と写真を見せてくれました。

サフダーが交渉してくれて、これならいいと思うというレートで交換。

この時はよくわからなかったのですが、この後アフガニスタンを旅する中でここより良いレートはなかったです。というかめちゃくちゃ良かった。

その後彼のお気に入りの女の子の働いている路上カフェなんかでコーヒー飲んだりしてバイバイしました。
マシュハドに今日までしか居られないので、その後は観光に出かけます。

 

イスラム教シーア派の聖地。巨大なイマーム レザ ホーリー シュライン

マシュハドといえばこちら。

以前イランの町々では一言断ればすんなり入れていたので、今回もそんな感じなのかと思っていってみると。

外国人。特にムスリムでもない人の出入りというのは厳重に管理されているようで、係員が来るから待っていろ言われてしまいます。

待つこと約10分。スーツをビシッと着た明らかに何だか偉い感じの人がやってきました。

彼がモスク内を案内してくれるとのこと。その前にまず研修を受けなければいけないと言われます。

別室に通されて、スクリーンに映される動画を見てくれとのことです。

15分くらいで動画は終わりました。

その感想を渡された用紙に記入します。動画はイスラム教とこのモスクに関しての歴史などをまとめたものでした。

シーア派の聖地という前情報だけだったのですが、世界で3番目に大きなモスクでこの地域では最大のものということでした。

 

その後は案内してもらってモスクの中を見学してまわりました。

とはいっても部外者が入れる範囲ということで限定したものにはなりましたが。それが全て無料という何と懐の広いイスラム教。

 

30分程のツアーを終えて戻ってきました。

見学はできませんでしたが、モスク内には大学もあって案内してくれた彼は今はまた大学に入り直して勉強しているとのことでした。

イスラム教の教えについての分厚い本のお土産までもらって、しっかりお礼を述べた後にモスクを後にしました。

 

 

心優しきコーヒー屋さん。CoffeeKakh

そしてまだ日も暮れてない時間でしたので、もう少し散歩することに。

コーヒーでも飲みたいなぁと思いながら歩いていると、丁度コーヒー屋さんがあったので入ってみます。

 

中は数人入ればいっぱいになるような小さなスペースでしたが、カウンターには優しそうなおじさんが微笑んでいます。

スマホの翻訳機を使って会話が始まりました。

日本から来たと伝えると彼は大変喜んでくれて、そこにいたお客さんも交えて日本の話題について盛り上がりました。

イラン人は日本人が好きなんだよってイラン国内でよく言ってもらえていたんですが、ここでもそんな感じで日本人でよかったなぁってしみじみ。

注文したコーヒーの他にもおすすめのものも飲ませてもらったりして、さて帰ろうと思ったら。

「あなたは私のゲストだから大丈夫です」と翻訳機で伝えてくれました。

ん?お代はいいってこと?いやーやりすぎでしょと申し訳ない気もしながら、ありがとうと伝えてお店を後にしました。その後もSNSを通じてやり取り続いています。

お店の所在地がわからなくなってしまったのでインスタアカウント貼っておきます。

また行く際には、ここを通じて連絡できますからね。

Cofeekakh

おわりに

そして日も暮れてきて近くのファストフードで食事を済ませた後は、明日に備えて早めの就寝です。

今回はイランの西端に位置するイスラム教の聖地マシュハドの備忘録でした。

観光客目当ての態度の悪い輩は一定数いますが、基本的に町の人々は心優しくて穏やかな印象です。また訪れたいそう思わせる場所でした。

明日からアフガニスタン。情報があまりない未開の地です。

どうなることやら。

ではでは‼️