バスステーションでチケット購入
さてイスファハーンでの滞在を終えて次の町ヤズドに向かいます。
ちょうど、中国人の友達ハンちゃんもヤズドに向かうということで一緒に行くことにしました。
今まで何人もの中国人の旅人に出会ってきたのですが、中国人で情報通なんですよね。
なんでそんなによく知っているの?と質問すると、中国人は人口が多いから世界中にいる中国人同士のネットワークがあって、お互いに情報交換をする場所があるかららしいです。
その点では日本人同士のネットワークというのも結構役立つ情報を交換しあっていたりするらしいのですが、私はあまりそういった交流に疎いもので知らないだけなのかもしれないですが笑
イスファハーンのバスステーションに向かいヤズド行きのチケットを探します。
ですがここで問題発生。すでに満席だと言われてしまいます。
困っていると中国人の旅行者2人組が声をかけてくれました。彼女たちが言うには断られて粘っていればチケットを取ることができるとのこと。
なんだそれ?って感じですけど本当に取れちゃいました。
外国人の手続きをするのが面倒くさいのかわからないんですけど、なぜか満席とか言われちゃうんですよね。
明日、明後日とか前もって取っておかないと取れないっていうニュアンスを出してくるんですが、実は当日もまだ余ってる的な?意味がわからないですけど、そういうもんらしいです。
その後、テヘランに向かう中国人にもバスステーションで出会ってハンちゃんが話していたのですが、彼も一旦満席といわれたと言っていて途方にくれていたところでした。
その情報を教えてあげてたみたいで、次にバスのプラットホームで再会した時は取れたと言っていました。
本当に迷惑なシステムです笑
ヤズドまではバスで4時間ほど。そんなに距離は離れていません。
おすすめホステル
どこで見つけたのかわからないですが、いい個室のホテルを発見したとハンちゃんが教えてくれたのでそこに電話をかけて予約しておきます。
ホステルはこちら。
バスは順調に進み夕方にはヤズドに到着。次の目的地はアフガニスタンとの国境に近い町マシュハドの予定なのですが、
バスチケット問題に疲れたのであらかじめ予約を取っておくことに。
着いたヤズドのバスステーションで2日後のチケットを予約しました。これで安心です。
そしてホステルに到着。値段は忘れてしまったのですが、個室で一泊1500円くらいだったと思います。
レストランの併設されているような感じになっていて、シーシャも吸えるしいい感じの場所でした。
こちらレストランです。
そして次の日、起きてパブリックスペースに出てみると、朝食は用意するよ?と言われて。
どうやら朝食付きだったようです。この辺りでのメジャーな朝食メニューらしい少しピリ辛のスパイスと卵炒めのようなものとナンの組み合わせ。朝食にはちょうどいい量です。
さてハンちゃんは寝ているらしく姿が見えないので1人で散策に出かけることにしました。
ローカルとの交流
ホテルの屋上に出るとすでに辺りにはファイヤーテンプルのような歴史的な建物の風景が広がっていたので、普通に歩いているだけで何か面白いもの発見できるんじゃないのかなと、特になにも計画も立てずに出発。
早速いい感じです。
これ特に地図にも載っていない場所なんですが、明らかにそれっぽいですよね笑
両側にお店が並んでいる通りを歩いていたら、急に車が私の横について止まりました。中には2人組の男性。
どこか行きたいのか?と訊かれて、特にないけど何となく歩いているんだと答えると、マリファナ一緒に吸うか?と誘われました。
普通の人ならこいつら何かヤバいかもって思うところかもしれないですが、なぜだか私の危険アンテナはふれなかったので、いいね!と車に乗り込むことに。
彼はタトゥーアーティストらしくて、話してみるとすごくいい奴ら。
ドライブしながブリブリになるというパターン。でも私は非常に弱いらしく何口か吸っただけでブリブリなってもうドライブが楽しくてしょうがない状態に。
これはこのままいくとヤバいなと感じて、そろそろ帰ると伝えて元いた場所におろしてもらいました。
しかし彼らの凄いと思ったところが、もし何かあったら連絡してと連絡先を交換して心配してくれたところ。
何かあったら自分たちが責任もつから。心配しないでBroと言ってくれたことに何だか感動。
それからたまに連絡を取る仲になりました。どうも彼は界隈では有名なタトゥーアーティストらしくて、次に来たらタトゥー入れてあげるよって言ってくれました。
その間1時間くらいでしょうか。なんだかフラフラしながらホテルに辿りつき少し部屋で休んでから観光再開。
ジャメモスク ヤズド
日も暮れてきて先ほどとは反対方向に進んでいるとモスクが見えてきました。
夜はライトアップが綺麗なモスク。
この辺り一体はお土産物屋など立ち並んでいて用事もなくブラブラするのには丁度いい感じかもしれません。
これ何というのかわからないですけど、砂糖菓子屋さん?のおじさん。
やたらにカッコよくて写真を撮らせてってお願いしたら快く引き受けてくれました。おまけにお菓子食べてみるか?っていただきました。
下の写真はその時のものではないですが、下の方に写っている串に刺さった氷砂糖のようなものです。
チャイに溶かして飲むスタイルがイランでは一般的らしいです。
何となく入ったコーヒー店でもこの歓迎ぶり。どこに行っても何かしら話が始まるって感じです。
そして次の日、ファイヤーテンプルに行ってみたくて調べてみるとありました。こちらです。
Zoroastrians Towers of Silence(ゾロアスター沈黙の塔)
公共の交通機関はあまりないらしく、調べてもよくわからないのでとりあえず歩いて疲れたらヒッチハイクでもするかって感じで目的地に向かって歩いていきます。
途中お腹が空いたら食堂に入ってご飯を食べたりしながら。
ぶらぶら歩いているだけで何処に行くの?と何度も声を掛けられます。
やはりこの辺りではアジア人は珍しいらしく、しかも歩いているというのはかなりレアなんだと思います。
そして喉が渇いたので商店で水でも買おうと中に入った時です。
気さくな雰囲気の青年に話しかけられました。
彼は私が日本人だとわかるととても興味を持ってくれたようでしばらく話をしていたのですが、私がゾロアスター教の神殿まで歩いて行くと言うと、自分がバイクで乗せていってあげるよってことに。
でもまだ仕事中だからちょっと待って!ってことでとりあえず彼の仕事場に行くことになりました。
彼はイランでは有名な飲料品メーカーのドライバーをしているらしく、配達が終わって定時までの間にお店に買い物に来ていたらしいです。
仕事場に戻るとみんな定時待ちで待機中。コーヒーを入れてくれて世間話。
話していたら俺も神殿行くって言い出した人たちと4人で向かうことに。
車の乗せてくれて無事に到着。
思わぬ形でガイド付きでまわれることになりました。
頂上上ると窪みがあります。これは鳥葬された骨を入れて葬った場所だそうです。
これについては日本でも鳥葬の慣習があった場所を知っていたので、日本でも昔あったらしいと情報交換。
ゾロアスター教については聞いたことあるけど、はっきりとは覚えてなかったので改めて知れてよかったです。
ここは地下水路続く施設の跡のようです。この辺りは降水量が少ないために発達したらしいですね。
一通り見終わった後で、車で宿まで送ってもらいました。
途中に車の運転手の彼だけいなくなったと思ったら、仕事終わりの奥さんを迎えにいっていたみたいです。
残りのメンバーはバイクで帰っていき2人に送ってもらうことに。
ずっとイスラム教だと思っていた彼らは実はゾロアスター教でした。
ゾロアスター教徒に出会えるなんてレアですよね。ほんといい夫婦だなぁって思いました。末長くお幸せに。
帰ったらすぐにバスステーションに向かわないといけない時間になっていました。
ハンちゃんとチケットを取っていたので、彼女に連絡してみたら予定を変更してもう一泊した後にシーラーズに行くことにしたとのこと。
ここらへん自由な感じでまぁまた機会あればってことで1人でバスステーションに向かいます。
おわりに
さて今回はヤズドでの3日間について書いてみました。
ここでもまた一期一会の良い出会いに恵まれました。
でも最近はみんなSNSで繋がったりしているのでまた出会える時もくるのかなと思いながら別れました。
次はイスラム教シーア派の聖地といわれているマシュハドを目指します。
どんな旅になることやら。
ではでは‼️